Quordleについて
Twitterで、↓のような投稿を見たことがありませんか?
皆さんはこれが何かご存知でしょうか?
これは、英語圏ではけっこう話題のパズルゲームです。
このゲームは元々「Wordle」と呼ばれる単語当てパズルゲームがあり、これが派生したものです。派生したゲームということもあり、ゲーム性が高く、海外のTwitterトレンドでは「Wordle」よりもむしろ「Quordle」のほうが主流になりつつあります。
ということでこの記事では、以下の点について紹介します。
- Quordleって何?
- Quordleのルール、やり方は?
- 攻略法は?答えは?
Quordleって何?
「Quordle」は、「Wordle」と呼ばれるパズルゲームから派生した、WEBベースのパズルゲームです。
このゲームを理解する上では、元となっている「Wordle」について多少知っておく必要があります。「Wordle」については、別記事でルールなどを紹介していますので、詳細はこちらをごらんください。
まず「Wordle」についてですが、こちらは6回の試行の中で5文字の英単語を推測するというパズルゲームです。このゲームでは、文字を入力するごとに、「正解の文字は緑色になる」「正解の文字が含まれるが位置が異なる場合は黄色になる」「使われていない文字はグレーになる」という3つのルールの元で少しずつ英単語を推理してって、6回で当てる、といったものです。
「Wordle」はルールがシンプルでわかりやすい一方で、シンプル過ぎてゲーム性に欠けるといった難点もあります。
(↑に例で載せたときは、たまたまですが2回目の試行で正解を引いてしまいました。)
そこで登場したのが「Quordle」です。
「Quordle」では、9回の試行の中で4つの英単語を当てる必要があります。試行回数が3回増えただけという状況で当てる必要のある単語数が4つに増えるのです。
「Wordle」では1つの英単語を当てるだけだったのに対して4つの英単語を推理する必要があることでゲーム性が向上し、人気が出ているのです。
次に「Quordle」の他の特徴について紹介します。
- ウェブ上で無料で遊ぶことができる
- 更新は1日1回 →毎日1回ずつ挑戦ができる
- 日毎の答えはプレイヤー共通
上記の特徴は基本的に「Wordle」と同じです。
これらの特徴により、毎日習慣的にチャレンジし、他のプレイヤーと同じ答えに対して何回の試行回数でクリアできたかなどをSNSでシェアすることができ、盛り上がりやすいゲームとなっているのです。
また、SNSにシェアする際には答えは見えずに試行回数と答えに至った流れだけを共有できるという特徴もあり、SNSでシェアしやすいよう配慮もされています。
一点注意事項として、Quordleで出てくる答えはすべて英単語です。
このため、このゲームをするには必要最低限の英単語知識は必要です。(ただし、あくまでパズルゲームであるため必ずしも英単語を知っていないとできないわけではないです。)
「Wordle」には日本語版である「ことのはたんご」というゲームがありますが、現時点で「Quordle」の日本語版は公開されていません。
やはり「Quordle」のほうがゲーム性が高いこともあり、ぜひぜひこちらも日本語版をリリースしていただきたいですね。
ちなみに「ことのはたんご」の解説は以下の記事にまとめています。
Quordleのルール
基本ルール
Quordleのルールは以下の通りです。
- 答えは5文字の存在する英単語
- 試行回数は6回
- 正解の文字は緑色になる
- 正解の文字が含まれるが位置が異なる場合は黄色になる
- 含まれない文字はグレーになる
基本的なルールはこれだけで、このあたりも「Wordle」と全く一緒です。
③〜⑤の手順についてはもう少し見てみましょう。
例えば答えが「YOUTH」だった場合、1回目の試行で「TOWER」と入力したとします。
すると表示は
TO W E R
となります。
この場合、「O」は位置と文字があっているため緑に、Tは答えの4文字目に含まれているけど、1文字目に記載されているために黄色になります。他の文字は含まれていないためグレーになります。
2回目以降は、Oは2文字目に固定したままで、Tの位置が3〜5文字目に移動させた場合の単語を推理していく、という流れになります。
最終的に9回以内に「YOUTH」という単語にたどり着けば、クリアです。
そして、「Quordle」の場合は4つの単語を9回の試行で当てる必要があります。
次に実例で見ていってみましょう。
実例
↓の図は、1、2回目の試行の様子です。
筆者はまず1回目の試行で「APPLE」という単語を入力しました。
そうしたところ、「左上」「右上」「左下」の単語には「A」という文字は含まれるものの場所が異なり、「右下」については一致する文字がありませんでした。
そこで次に、2回目の試行では、「GIANT」という単語を入力しました。これは、「A」は1文字目以外の場所に入ることがわかったのと、母音の「E」もどの単語でも使われていないということから、「1文字目以外にAが使われていて、Eを使わない単語」を探して入力しています。結果として、「左上」「右下」ではそれぞれ4つ目と5つ目で正解の文字をヒットさせることができました。また他の単語も黄色がいくつか現れ、単語の組み合わせが絞り込まれてきました。
しかしながら、ここらか先はミスもありつつ苦しい戦いを強いられました。
↓は3〜8回目の試行の様子です。
3回目〜8回目の試行で「左上」「左下」「右上」の順番で攻略を進めていきましたが、思ってた以上に答えが開かず、最終的にはラスト1回で「右下」の単語を当てる必要が生じたのです。
そして「右下」の単語が難しいこと。。。
これまでの8回の試行では他の単語に注力していたため、「右下」はまだヒントが少ない状態でした。
それでもいくつかわかっている中で推理していきました。
まず、少なくとも最後に「T」で終わる単語であることは間違いありません。そして次に、たまたまこれまでの試行で「N」を1,3,4文字目で試行していずれも位置が異なると出てきたことから2文字目であることはわかりました。また、現時点で母音のうち「A、E、I、U」は使われていないことがわかっています。
ここから、「2文字目にN、5文字目にTが入る、母音が「O」だけで構成された単語」が答えであることがわかります。
・・・そんな単語あるっけ???
筆者のボキャブラリーにはそのような単語はなく、結局色々と入れてみて単語になりそうな言葉を探していきました。
結果が以下です。
「SNOOT」(=鼻を指す言葉・・・らしい)という単語にたどり着くことができましたが、結果的に4文字目だけはずれました。
どうやら答えは「SNORT」(=鼻を鳴らすという意味)だったみたいです。最後は運ですね。
ただし、失敗の要因は他の単語を当てるのに試行回数を費やし過ぎたこと。難しいですね。
攻略法は?答えは?
このゲームは性質上ヒントが出しにくく、答えを知ったらゲーム性が損なわれてしまっているため基本的にはネタバレNGになっています。SNSでも基本的には皆、答えは伏せた状態でシェアしています。
なので、ゲームをするときにはまっさらな心でゲームに挑んでみましょう!
攻略法についてはいくつか考えられることがあるので紹介します。
1つずつ狙いを絞って攻略していく(Quordle特有)
「Quordle」の場合、4つの単語を攻略していく必要があります。
とは言え、並行して4つの単語を攻略しようとするのは非常に難易度が高いです。
初期の試行ではまず適当な単語を入力することになると思いますが、1,2回目の試行で「黄色」や「緑色」になった文字が多い単語が出てきたら、それを集中して当て、その後も1つずつ攻略したほうが無駄な試行回数を費やすことがなくなります。基本的には狙っている単語を解いているうちに他の単語も少しずつヒントが増えていきます。
初期は母音を多く含む単語を試行する(Wordleと共通)
英単語は母音(A、I、U、I、E、O)と子音(母音以外のアルファベット)から成り立っています。
そして英単語の性質上基本的には母音と子音がセットになっている発音が多いため、ほぼすべての単語に「母音」が含まれることになります。
このゲームでいち早く答えを導くには、まずは「母音を絞る」作業をしたほうが効率が良いことになります。
つまり、母音がなるべく種類が多い単語を最初に選ぶと後々の絞り込みがしやすくなります。
例えば
THINK(考え)
APPLE(りんご)
OPERA(オペラ)
の3つだと、それぞれ5文字の単語ですが、母音の数はTHINKが1文字、APPLEが2文字、OPERAは3文字です。
この場合、OPERAを選ぶことで母音の絞り込みが比較的早い段階でできます。
5文字特有の表現を理解する(Wordleと共通)
Wordleは5文字の英単語を推測するゲームですが、この5文字という文字数は絶妙な数になっています。
上述の母音+子音の組み合わせの発音を1セットとすると、5文字の単語は「母音+子音×2セット+他の文字」になっている可能性が高いです。例えば
MONEY (お金)
の場合、「MO」と「NE」の組み合わせ+「Y」が最後に付きます。日本語でいうところの「ー」と同じような役割ですね。
英単語は母音+子音の組み合わせに「Y」のような文字を組み合わせて発音する単語が多いため、これらの単語は頻出文字と言えます。
他にも「YOUTH」の「TH」、「BEACH」の「BE」からつなげる「A」、語尾の「CH」はよく出てくる組み合わせです。
これらの組み合わせも早い段階で入れ込むことで、絞り込みが早くできます。
以上の3点に注意しながら解いてみると、答えに近づきやすくなるかもしれないです
(あくまで筆者の経験に基づいているため、確かな攻略法ではありません。毎日出題なのでいろいろなアプローチを試してみましょう)
おわりに
今回は「Quordle」について紹介しました。
日本でも少しずつではありますが、注目されているゲームなので、ぜひ1度やってみてはいかがでしょうか!
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