【西洋絵画の歴史】「印象派」についてわかりやすく解説

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西洋絵画史における革命「印象派」

今回は、西洋絵画史において筆者が1番好きな時代である「印象派」について解説したいと思います。
印象派は西洋絵画が「伝統的」で「封建的」な世界から「自由」の世界に飛び出した、まさに歴史の変化点とも言える重要な節目の存在です。
詳しく解説しだすと1時間でも終わらない長文になってしまうため、ここでは「1分でわかる」をモットーに「印象派」について解説するため、ポイントを絞って紹介したいと思います。

印象派って?いつ頃に誕生したの?

印象派とは、19世紀後半にフランスを中心として発生した絵画分野における大きな流れです。
ルネサンスで絵画が花開いて以降、西洋絵画は進化するとともに少しずつ封建的で閉鎖的な世界に変わりつつありました。そんな中で「俺たち自由だ!」と言わんばかりに暴れはじめ、勝手に展覧会まで開いてしまった風雲児の集まりだったのです。

「印象派」とは、自由を求めた風雲児の集まり

印象派の由来は?

「印象派」の由来となったのは、クロード・モネが発表した「印象・日の出」と言われています。
後に印象派展と呼ぶようになる、展覧会での落選者たちが集まって開いた展覧会で発表され、これまでには描かれたことのなかった画法から皮肉を込めて「印象派」と呼ばれるようになりました。

由来のきっかけはモネの「印象・日の出」

クロード・モネ – art database, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=23750619による

どんな絵を描いてたの?

印象派の大きな特徴として「外光」を取り入れた、という点があります。チューブ絵の具が登場した19世紀に、外でカンバスを広げて絵を描くようになったことから、きらびやかな外光を絵に表現した作品が多く生まれました。

また、「原色」を使っているのも印象派の特徴です。それまでは原色(絵の具そのままの色)を用いることは良くないこととされており、色を緻密に混ぜて肌の色等を成形していました。印象派の面々は発色の良い原色を利用することでこれまでにない明るい絵を描くようになったのです。

特徴は「外光」と「原色」

どんな人がいたの?

印象派の父エドアール・マネ
アカデミーに反旗を翻し、それまでの常識を覆す大スキャンダルを起こした先駆者。

バズ絵画 第4回 エドアール・マネ「草上の昼食」

晩年は睡蓮を描き続けたクロード・モネ
印象派といえばモネと言っていいほどの代表的印象派画家。どちらかというと風景画が有名。

バズ絵画 第9回 クロード・モネ「散歩、日傘をさす女」

人を描くのが得意なオーギュスト・ルノアール
もうひとり、印象派といえばのルノアール。どちらかというと人物画が有名。

「内光」を独自に描いたエドガー・ドガ
モネ、ルノアールが外光派ならドガは内光派。舞台の踊り子を描くのが得意で印象派の中でも少し変わり種。年齢的にはマネのほうが近い。

おわりに

印象派についてかなりざっくりですが概要は網羅した記事になっているかと思います。印象派は他にもたくさん面白いキャラクターがいますので、彼らについては別記事にて紹介したいと思います!

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この記事を書いた人

ガジェットとアート好きな一般サラリーマン。生活を彩るおしゃれガジェットの情報、好きなアートについての雑記をメインにしています。

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